・今の仕事じゃない気がするし、転職活動始めてみようかな。
・今の仕事を続けながら転職活動するの?
・新しい職場で働き始めるまでの流れはどんな感じなんだろう…
研究職としてしばらくすると、仕事に対して不満があってもなくても一度は転職のことを考えますよね。
漠然と転職したいなあ…と思っていても何をしたら良いのか、その負担はどれくらいなのかがわからず、なかなか行動に移せませんよね。
本記事では再就職までにどのようなステップを踏むのか、またかかる時間について見ていきます!
私も転職について考えたときに、なかなかイメージがわかず、転職サイトに登録するのさえ時間がかかってしまいました…
転職活動を始めるにあたって
転職活動を始めるきっかけっていろいろありますよね。
・今行っている仕事が自分がしたいことと違う
・今の会社の報酬や福利厚生などに不満がある
・最近、同僚や友人が転職を行った
・今の仕事に不満はないけど、なんとなく他の企業の仕事や待遇が気になる
などなど。その理由によって転職へのモチベーションは違うと思いますが、結局情報がないと自分が転職を本当にしたいのかどうか、転職すべきかどうか判断できないですよね。
転職活動自体は基本コストなしでできます。一時的に負担が増えるので二の足を踏んでしまいがちですが、転職した先には今よりも良い生活が待っているかもしれません!
まずは情報を集めて自分に転職が必要かどうかを調べていきましょう。
研究職の転職事情
研究職の転職市場は活況!
化学業界で言えば、近年の転職市場はかなり活発です。
私の勤めている会社でも入社した当時には出ていく人も入ってくる人も含めてほとんどいませんでした。でも今はどちらも数十人規模で毎年入れ替わっている印象です。
では、なぜそれほどまでに活発になっているのでしょうか。
化学メーカーの関連する市場の変化
化学メーカーといえば、人々の生活に関連する製品を販売していたり、それらの原料を大量に作っているイメージですよね。製品の例として紙・パルプ、繊維、洗剤、半導体、電池などメーカーによって様々で、ここに各社の特徴が現れます。
近年は一般消費材は海外で安く製造されることもあり、国内化学メーカーはより高収益な高付加価値品を製造する方向へシフトしています。
そのため、これまでは取り組んでいなかった新規分野への投資やM&Aによる新規事業の獲得を進めています。
新しい事業の収益として新規分野に着手したものの、社内には知見がないため、即戦力としてその分野の経験者をターゲットとして転職者を募っている状況です。
今後の注目分野
化学メーカーの研究対象は、大きくはこれまでの一般化学品から高付加価値の製品へシフトしています。
医薬品や化粧品、半導体、電池、水素などがその例です。またこれらに付随してDXやデータサイエンスの分野の積極的な活用も進められています。
ではこれらの分野に精通している人でないと転職は難しいのでしょうか。
答えはNoです。もちろんこれらの分野に詳しいに越したことはないのですが、周辺分野の基礎知識があったり、実験スキルがあったり、また製造時に必要な技能があったりと直接かかわりがなくても、活躍できる場はたくさんあります。
なので、情報収集です!そしてどうアピールするかがとても重要です。それはまた別の記事で触れます。
研究職の転職の流れと再就職までのステップ
それでは、転職を考え始めてから再就職に至るまでの大まかな流れを確認していきましょう。
転職活動をしよう!じゃあまずはサイトへ登録!ではありませんよ。気持ちはわかりますが、まずは自己分析です。なぜ転職をしたいのか、転職先に求めることは何か、将来のキャリアをどう考えているのか等を整理し、転職で達成したいことを明確化します。
次に転職市場を調べます。自分で調べても良いですが、時間のかかるステップなので転職サイトなどへの登録をオススメします。まとめられた情報が出てきて時間の節約ができますよ。
ここでは自分の経験やスキルをアピールすることが重要です。新卒の就職活動と異なるのは自分を採用することでどのように仕事に直結するのかを前面に伝えます。相手のニーズをしっかり考えて作成するようにしましょう。
調査が進んできて、自分が求めるものと合致している企業があれば応募へと進みます。準備をしっかりと行って、内定を勝ち取れるようにがんばりましょう!
無事に内定が決まったら、現在勤めている会社へ退職の意思を伝え、準備を進めましょう。業務の引継ぎは想像以上に大変です。余裕をもって進められるようにしましょう。
入社に必要な書類などは期日までに漏れなく提出しましょう。また時間的に余裕があれば、次に関わる分野の勉強をしておくとスムーズに仕事に入れますね。
いよいよ新しい職場での仕事です。自分に求められたことを意識して力を発揮できるようにがんばりましょう!
状況によっては多少前後することもありますが、大まかには以上の流れになります。できるところからちょっとずつ始めていきましょう!
まとめ:転職活動について理解して行動を始めよう!
以上、転職活動を始めるにあたって、まず知っておきたいことを確認しました。ポイントをまとめます。
・化学業界の転職市場は活況。分野に関わらず転職のチャンスあり!
・転職活動は無料で可能!まずは動き出しましょう!
・実際には自己分析から始めましょう!
何事も始める際は腰が重いものです。将来どのような仕事をしていきたいかをしっかりと考えて活動を進めていきましょう!
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