転職活動を始める前にやっておきたい前準備について解説!

転職開始前にやっておきたい前準備

・転職活動を始めようと思ってるんだけど何からしたらいいの?
・とりあえず転職サイトとかに登録したらいいのかな?

ひとまず転職活動を始めたものの、何から行ったら良いのかわからないですよね。なので転職活動を始める前にしておきたい準備について解説していきます!

私も転職活動始めてみようと思ってから、初めは何したらいいんだろう、と悩んでました…

目次

転職活動を始めたらまずしたいこと

転職活動を始めると、気になる企業の情報や募集情報を調べたくなります。企業ごとに良い点や悪い点があって、なかなかベストと思える企業もなく、決めていくのが難しいですよね。これからの人生に関わる非常に重要なことなので簡単には決められないのも当然です。

自己分析をしよう!

そこで企業を探し始める前に、まずは自己分析を行うことをオススメします!

受けたい企業が決められないのは、自分が何を重要としていて、どのような社会人生活を行っていきたいかがイメージできていないからです。

自己分析の方法はいろいろあるので、その方法について後ほど紹介しますね。

自己分析を行ったほうが良い理由

◆自分に合った職場や仕事を見つけるため

自己分析を行うことで、自分の強みや興味、価値観を明確にできます。これにより、自分に適した業界や職種を見つけやすくなり、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

◆強みを活かした自己アピールができるため

自己分析によって自分の強みや弱みを特定することで、転職活動中に自分を効果的にアピールできるようになります。面接や履歴書で、自分の強みやこれまでの成果を具体的に伝えることができ、企業側に好印象を与えることができます。

◆キャリアの方向性を明確にするため

自己分析を行うことで、今後どのようなキャリアを築きたいのか、自分の目指す方向性がはっきりします。これにより、短期・長期のキャリア目標を設定し、転職先を選ぶ基準を明確にできます。

◆効率よく転職活動を進めるため

自分のことを深く理解せずに活動を進めると、どの企業が自分に合っているのか、その時々で判断が異なってしまい、一貫性がなく決まるまでに多大な時間を要する、決められないといったことが起こってしまいます。自己分析を行って自分の軸を認識して進めましょう。

では、自己分析の内容や方法について確認していきましょう!

今の職場への不満/転職活動のモチベーション

職場の不満の洗い出し

まずは自分がなぜ転職を考えているのかを深掘りしていきます。

転職活動を行う際には、”軸”を作り意識することが重要です。自分が最も求める、譲れないことに序列をつけて、それらをできるだけ満たすような会社、働き方を探していきます。

不満の洗い出し

まずは今の会社や働き方、生活に対しての不満を書き出しましょう。この時のポイントは仕事に直接関係ない自分の生活の不満についても書き出します。一見、転職とは関係のなさそうな作業ですが、生活の不満も元を正せば仕事につながっていることもあります。

書き出す際には思いつくままに書き出しせば大丈夫ですが、例えば以下の点について書き出していくと良いでしょう。

仕事の内容: 日々の業務に対して興味が持てない、やりがいを感じない、成長できない。
職場環境: チームの人間関係、職場の雰囲気、働き方、オフィス環境が不快に感じる。
報酬や待遇: 給与が低い、昇給や昇進の機会が少ない、福利厚生が充実していない。
会社の文化や価値観: 会社のビジョンやミッションに共感できない、経営方針が合わない。
ワークライフバランス: 残業が多すぎる、有給休暇が取りづらい、仕事とプライベートのバランスが取れていない。
通勤:徒歩の時間が長い、電車に乗っている時間が長い、車通勤できない。
平日の仕事前後の過ごし方:睡眠時間が十分に取れない、買い物に行くのがめんどくさい。
休日の過ごし方:近くに仕事場の人がいて休んでいる気になれない、友人と遊びたい。

重要度、影響度の点数化

上で挙げたそれぞれの不満について、重要度と影響度を点数化し、優先順位を確認しましょう。重要度と影響度は以下の点について考え、それぞれ1~5点をつけていきます。

重要度: 1~5のスケールで、自分にとってどれだけ重要かを評価します。たとえば、ワークライフバランスが非常に重要であれば「5」、チームの人間関係が多少気になる程度であれば「2」などと評価します。影響度: その不満が日常生活やモチベーションにどの程度影響を与えているかを考えます。不満が原因でストレスを感じているなら、重要度は高いと考えられます。

転職のモチベーションの明確化

上でつけた重要度と影響度の数値をそれぞれ掛け合わせて点数の高いものから並べます。点数の高いものほど転職において重視したい項目になります。

上から10点ほどを抜き出し、それらの不満について、どのような状態が理想なのかを書き出しましょう。その理想にできるだけ近い会社を選んでいくことが、あなたの転職のモチベーションとなります。

自分の強みと弱み

自分の強みや弱みを明確にするためには、過去の仕事に対する自己評価を行い、何が得意で、何に課題があるかを考えることが大切です。以下の点を意識してリストアップしてみましょう。

自分の強みの見つけ方

自分の強みは何かと聞かれてもなかなか思いつきませんよね。以下のような視点で考えてみるのはどうでしょうか。

◆これまで前向きに取り組めた仕事

これまで取り組んできた仕事の中で、前向きな気持ちで取り組めた仕事は何ですか?そのような仕事は嫌な仕事よりも熱心に取り組め、質の高い内容となっているはずです。これらの仕事をあなたの強みとしてリスト化してみましょう。

◆過去の面談内容

これは弱みにも共有しますが、これまでの評価面談で評価してもらった内容を確認しましょう。自分の思っている強みと他人から見た強みは異なるものです。自分ではそれほど…と思っている内容でも、他人から見たらできていることなのです。

◆周りの人から良く頼まれる仕事

仕事をしているといろんなことを頼まれると思いますが、どのような仕事を頼まれることが多いですか?思い出してみると、きっと一定の傾向があるはずです。それがあなたの強みなっていることが多いです。すべてがそうとは言えないですが、周りの人から見て、あなたならその仕事を効率よく進めてくれる、と思われているから頼んでいるのではないでしょうか。良く頼まれる仕事を思い出してみましょう。

自分の弱みの見つけ方

◆これまでやる気が起きなかった仕事

先ほどとは逆に、これまで取り組んできた仕事の中で気持ちが乗らなかったり、他の人にお願いしてしまいがちな仕事はないでしょうか。これは自分が苦手と認識していて、弱みとなっている仕事かもしれません。

◆過去の面談内容

評価面談時にはこれまでの仕事で評価される面と同時に、期待されている点や改善すべき点も伝えられるはずです。そこにはまだこれまでに経験したことがなく、今後できるようになってほしいという期待が込められていることもありますが、一方で現在できていない点も含まれています。これまで取り組んだことがある仕事の中で改善点などが示されたら、それは弱みと考えられます。

◆繰り返し問題が発生する仕事

これまで様々な仕事をこなしてきた中で、なぜかよく同じ問題が起こったり、時間がかかったりする仕事はありませんでしたか?特に苦手意識もないのに、このような状況にある仕事も 弱みとなっている可能性があります。

キャリアビジョンの明確化

キャリアパス

次に、これからのキャリアビジョンを明確にすることが大切です。転職を行っても、結局会社で働いていくことには変わりありません。今後、社会人としてどのような方向に進みたいのかを具体的に考えることで、転職活動の基盤となり、納得感のある会社員生活を送ることができます。

考える際には以下の点で考えていきましょう。

期間ごとの目標設定

◆短期的目標

まずは転職をしてすぐに何をしたいのかを考えます。やはり研究職として新製品を開発していきたいのか、それとも間接部門から製品化をサポートしたいのか、営業として製品が実際に売れるところを見たいのか、様々だと思います。これは企業との面接の際に最も重要となるビジョンです。

◆中期的目標

直近行いたいことを考えたら、次は5~10年後に何をしてみたいかを考えます。イメージは入社して担当する仕事がひと段落した後です。あくまで今の認識で構いません。その部門の仕事を続けていきたいのか、他の部門の仕事も経験してみたいのか、これも無限のキャリアパスが考えられますね。

◆長期的目標

最後に10年後以降に何をしているかを想像してみましょう。いくらでも変わる可能性はありますが、面接時にはそこまで聞かれる可能性もありますよ。面接官もそこは変わるものだとは認識していますので、あくまで自分の考えを持っているか、表現できるかが重要です。

まとめ|転職活動を始める前に自分について見直そう

転職活動前に自己分析をすることは、以下の点でとても重要です。

・自分の重要とする”軸”をもって、自分に合った職場や仕事を見つけるため
・面接時に合理的な自己アピールを行うため
・将来的なキャリアパスを明確化し、そのために必要なことを確認するため

自己分析なく転職活動を進めてしまうと、転職したい企業を定めることができず、時間だけが過ぎていってしまいます。

自己分析は今の会社で働く場合でも、自身を見直し将来を考える良い機会となりますので、まずは自己分析を行って働く理由を考えていきましょう!

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この記事を書いた人

旧帝大にて理学修士を取得後、大手化学メーカーに就職。
約10年研究職に携わる中で、実験だけでなく様々な業務に従事。転職活動も経験。
研究を中心とした仕事に邁進する傍ら、休日はアウトドアを中心に活動中。
意外に謎な研究職について、仕事内容などを広めるべくブログを開設。

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