化学メーカー研究職の就職活動の第一歩!就職活動開始から内定獲得までの流れについて解説!

就職活動の流れ

・就職活動を始めよう!でも何から始めたらいいかわからない!
・どのようなスケジュールで進んでいくの?
・大変なことは知ってるけど、具体的になにするのかな…

就職活動は気が付いたら周りの人が始めていて、ぬるっと取り掛かるといったことも多いのではないでしょうか。たろまるが就職活動を始めたときもそんな感じでした。何をしたらいいのかわからないうちに時間だけが過ぎていき、十分な準備もできず苦戦したのを覚えています。。。

今回はこの記事をご覧になる就活生の皆さんが、たろまると同じ目に合わないように就職活動の流れについてまとめました。一緒に確認していきましょう!

目次

就職活動開始から内定獲得までの大きな流れ

内定を獲得するまでは非常に長い道のりです。まず全体の流れについて確認しましょう。

STEP
自己分析と目標設定
STEP
業界研究と企業リサーチ
STEP
インターンシップへの参加
STEP
エントリーシート(ES)の準備と提出
STEP
筆記試験とWebテスト
STEP
面接
STEP
内定獲得!

業界や企業によって、各段階のボリュームの違いはあると思いますが、一般的にこのような流れて進んでいきます。それでは各項目について見ていきましょう!

各ステップの詳細

各ステップの内容と時期を記載しています。時期については年にもよって変わると思うので、あくまで目安として考えてください。早めに取り組めば取り組むほど深く研究でき、自分に合った企業に就職できる可能性が高まります!

1. 自己分析と目標設定 (就活開始: 半年前~1年前)

自己分析

  • 自分の強みや興味を明確にするため、以下のような質問を考える:
    • 研究職を目指す理由は何か?
    • 大学での研究のどの部分が最も興味深かったか?
    • 自分が化学メーカーにどう貢献できるか?
  • ツール: 適性検査(SPI、16Personalitiesなど)や自己分析シートを活用。

目標設定

  • どのような化学分野や製品に携わりたいかを具体化する(例: ポリマー化学、医薬品、電子材料など)。
  • 「第一志望」「妥協ライン」「応募しない分野」を明確化する。

2. 業界研究と企業リサーチ (就活開始: 半年前~)

業界研究

  • 化学メーカーの業界全体の動向を理解する。
    • 国内トップメーカー(例: 東レ、旭化成、住友化学)と海外メーカー(例: BASF、Dow)の違い。
    • 研究開発型企業と生産特化型企業の違い。
  • 研究論文や業界ニュース、会社のホームページで情報収集。

企業リサーチ

  • 興味のある企業の研究分野、製品、売上、今後の展望を確認。
  • オープンカンパニーやOB・OG訪問、インターンシップなどで、企業文化や具体的な仕事の内容を知る。

3. インターンシップへの参加 (就活開始: 半年前~3か月前)

目的

  • 実際の職場環境を体験し、自分に合うか確認する。
  • インターンでの活躍が後の選考に有利に働くこともある。

アクション

  • 早期エントリーが必要な場合が多いため、締切を確認。
  • 企業の公式サイトや就職情報サイトを活用。

4. エントリーシート(ES)の準備と提出 (選考開始: 3か月前~1か月前)

ESの内容

  • 自己PR: 大学や大学院での研究内容を簡潔かつ明確に説明する。
    • 研究テーマ、使用した技術、得られた成果、学んだこと。
  • 志望動機: 企業の研究分野や製品に共感する理由を具体的に述べる。
  • 学生時代の経験: 研究以外の活動(サークル、アルバイト、ボランティアなど)で学んだスキルや価値観をオリジナリティをもって補足する。

ポイント

  • ESを読む人は研究者とは限りません。自身の研究内容についてアピールしたいのはわかりますが、研究の専門用語を使いすぎず、わかりやすく説明するように心がけましょう。
  • 企業ごとに志望動機をカスタマイズする。

5. 筆記試験とWebテスト (選考開始: 1~2か月前)

内容

  • SPI(一般的な適性検査)、英語力テスト(TOEIC、TOEFLのスコア提出)、専門分野に関連する基礎問題。

対策

  • SPI対策本や過去問を繰り返し解く。
  • 化学の基礎知識(有機化学、無機化学、分析化学など)を復習。

6. 面接 (選考開始: 1か月前~内定まで)

形式

  1. 一次面接: 人事担当者または現場の若手社員が担当。
    • 自己PRや志望動機を中心として確認される。
  2. 二次面接: 現場のマネージャークラスが担当。
    • 専門知識や研究内容への理解、熱意を確認される。
  3. 最終面接: 役員面接が一般的。
    • 研究内容よりは人柄や企業風土と合っているかなどを重視する。

準備

  • 自分の研究内容を簡潔にまとめて説明する練習を行う。
  • 企業の最近のニュースやトピックスを調べておく。
  • 質問例:
    • 「この研究を行った背景は何ですか?」
    • 「成果をどのように応用できますか?」

7. 内定獲得と (内定後: 3か月前~入社まで)

内定後の対応

  • 内定承諾書の提出期限を守る。
  • 他社との選考状況によっては、慎重に返答する。

まとめ

この記事では、化学メーカー研究職への就職活動を成功させるための詳細なプロセスを解説しました。

自己分析、業界研究、インターンシップ、エントリーシート、筆記試験、面接の各段階で必要な準備やポイントを明確にすることで、計画的かつ効率的に活動を進めることができます。しっかりとした準備と目的意識を持つことが、内定獲得への近道となります。

研究活動で忙しい中で、これらの準備も進めていくのはとても大変です。入社した後に後悔しないように計画を立てて進めていきましょう!

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この記事を書いた人

旧帝大にて理学修士を取得後、大手化学メーカーに就職。
約10年研究職に携わる中で、実験だけでなく様々な業務に従事。転職活動も経験。
研究を中心とした仕事に邁進する傍ら、休日はアウトドアを中心に活動中。
意外に謎な研究職について、仕事内容などを広めるべくブログを開設。

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